GLG ソーシャルインパクトフェローシップは、選ばれた非営利団体や社会的企業に、GLGとの2年間のプロボノパートナーシップを提供しています。
課題領域 : 若年層のメンタルヘルス
ニコラス・ブラウンは、オーストラリアを拠点とする非営利団体 batyr のCEOであり、若者がメンタルヘルスの問題を克服するための自信、スキル、知識を身につけ、同世代の若者が同じように克服できるよう支援をしています。
ニコラスは、オーストラリアや海外の若者と関わる目的別セクターでキャリアを積んできました。Suicide Prevention Australia’s Policy Committee(自殺防止のためのオーストラリア政策委員会)のメンバーを経て、現在はAustralia’s National Mental Health Commission(オーストラリア国立精神衛生委員会)の技術アドバイザーグループに所属しています。オーストラリアン・カレッジ・オブ・セオロジーとサザン・クロス大学で学位を取得
課題エリア : 刑事司法
ジーナ・クレイトン-ジョンソンは、米国を拠点とする非営利団体 Essie Justice Group の創設者兼事務局長です。この団体は、投獄された家族を持つ女性や、女性や 有色人種のコミュニティに不当に損害を与える法律や政策を覆すための支援活動を行っています。
ジーナは、Movement for Black Lives Policy Table のリーダーかつ、National Bail Out Collective の設立諮問委員会のメンバーであり、社会運動によって米国議会に提出された最大の連邦法案である BREATHE Act の作成者の1人でです。ハーバード・ロースクールと南カリフォルニア大学で学位を取得
課題領域 : 食糧安全保障
ロビン・フェリスは、英国に拠点を置くBankuet の創設者兼CEOであり、廃棄物ゼロのデジタル食品寄付プラットフォームは、英国内のフードバンクに食品やその他の必需品を提供する第一のサプライヤーとなっています。
以前は、世界的なエンターテインメント企業である Universal とIsland Recordsに勤務していました。ノーサンブリア大学で学位を取得。
課題領域 : 刑事司法
エミリ・ガルビン・アルマンザ氏は、米国を拠点とする非営利団体 Partners for Justice の共同創設者兼エグゼクティブディレクターであり、公選弁護を資金不足で不公平な制度から、ダイナミックで人々を中心としたサービスセンターtとして機能する強固なネットワークに変えることによって、刑事法制度全般にわたる司法アクセスの向上に取り組んでいます。
ロサンゼルス郡公選弁護人事務所、サンタクララ郡公選弁護人事務所、ブロンクス公選弁護人に勤務し、カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所の書記官を務め、アメリカ法曹協会の Top 40 Young Lawyers の一人に選ばれています。スタンフォード大学ロースクールとハーバード大学で学位を取得。
課題領域 : 難民のメンタルヘルス
ザルラシュト・ハライムザイは、ヨーロッパと南アジア全域の難民や避難民のコミュニティにアイデンティティとトラウマに基づいた精神的・感情的サポートを提供するグローバル NPOである Amna の創設者兼CEOです。
元アフガニスタン難民のザルラシュトは、難民教育やウェルビーイングについてNGOに助言しており、2018年のオバマ財団フェローでもあります。ケンブリッジ大学でディプロマを取得後、オックスフォード大学で修士課程を修了。
課題領域 : 若者のエンパワーメント
レベッカ・ホープ博士は、世界各地で若者の健康と経済的機会を最大化するための大きなチャンスに取り組む、若者主導のソリューションを設計・実施するグローバル非営利団体 YLabs の共同創設者兼CEOです。
青少年の医師として訓練を受けたレベッカは、若者のための健康プログラムの設計と評価に15年の経験を持っています。ハーバード大学、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、リーズ大学にて学位を取得。
課題領域 : 女性の健康
ディリップ・クマール・パトゥバラ氏は、インドを拠点とする非営利団体 Uninhibited の共同創設者兼CEOであり、社会から取り残されているコミュニティにおける、月経に関わる健康への偏見を取り除き、思春期の少女たちが公平な機会を得られるよう支援することでジェンダー平等を推進しています。
国際開発分野で10年以上の経験を持ち、Acumen Fellow and a Mulago Rainer Arnhold Fellow に選出されています。アングリア・ラスキン大学およびプレジデンシー・カレッジで学位を取得。
課題領域 : 若年層のメンタルヘルス
シンガポールを拠点に、カウンセリング、ケースワーク、ヘルプライン、アウトリーチ、教育など、さまざまなプログラムを通じてメンタルヘルスの問題に悩む若者を支援する非営利団体 Limitless のエグゼクティブディレクターを務めている。
ソーシャルワーカーとして、青少年、家族、刑務所などで10年以上の経験を持つ。シンガポール・メンタルウェルビーイング・ネットワークの運営委員であり、トラウマを考慮したケア、援助要請行動、スティグマの軽減に焦点を当てた研究、擁護、教育のイニシアティブを率先して行っている。モナシュ大学とナンヤン・ポリテクニックで学位を取得。
課題領域 : 幼児教育
インドを拠点とする非営利団体 Rocket Learning の共同設立者。親、教師、政府機関と連携し、インドの低所得層の子どもたちに質の高い幼児教育を行うためのデジタルコミュニティを構築している。
フォーブスの 30 Under 30 Asia にも選出された経験を持つ。以前は、ボストンコンサルティンググループに勤務。IIMカルカッタ、ザンクトガレン大学、IITデリーで学位を取得。
課題エリア : 教育
リサ・ワンは、米国を拠点とする非営利団体 Almost Fun の創設者兼CEOであり、文化に対応した魅力的でインタラクティブな数学教材を通じて、社会から疎外された4~12年生の数学学習に力を与えています。
2022年エドウィン・グールド財団フェロー、2020年 AT&Tアスパイアフェロー、ジーナズ・コレクティブとファスト・フォワードの2019年コホートメンバーでもある。ハーバード大学で学位を取得。
GLGのソーシャルインパクトフェローシップは、
世界で最も影響力のあるソーシャルセクターの活動をしています。
GLGは、このような団体の活動を支援できることを光栄に思っています。
Global Pressは、世界の取材されていない場所で女性ジャーナリストを訓練し雇用することで、より情報に通じた、インクルーシブな世界を構築しています。Global Pressは、世界40の地域に独立したニュース支局を持ち、倫理的で正確な現場での報道を実現しています。Global Pressは、適切な人々にニュースを届けるために、事業を展開している国のニュース消費パターン、価値観、人口統計について理解を深めたいと考えていました。Global PressはGLGサーベイチームと協力し、アフリカ、アジア、ラテンアメリカの対象国との対話が可能なGLGの有識者のサポートのもと、B2C向けサーベイを作成しました。そして、ジンバブエで最初のサーベイを実施し、GLGの幅広いネットワークとリクルーティング能力なしでは不可能だったであろう、300名の回答者にリーチすることができました。
写真提供: Gamuchirai Masiyiwa, Global Press Journal Zimbabwe
Nexleaf Analyticsは、センサ技術の設計、データ分析の生成、ワクチン配送を含むグローバルな課題に対するデータ駆動型ソリューションの提唱を行っています。Nexleafの新型コロナワクチンの公平で安全な流通を支援する取り組みの一環として、GLGは元国際ワクチン専門機関のワクチン需給担当ディレクターや、製薬会社で16年間製造とコールドチェーン流通チャネルの管理に携わっていた元エグゼクティブと連携して、冷蔵倉庫のサプライチェーンに関する調査を実施しました。また、Nexleafは戦略的マーケティングとコミュニケーションにおけるベストプラクティスを得るためにGLGの有識者を活用し、組織のフォーカス、透明性、効果的にメッセージを共有する能力を高めました。
Foster Americaは、児童福祉制度を変革するリーダーやイノベーターのパイプラインを構築することで、アメリカで最も弱い立場にある子どもたちの生活を向上させています。新型コロナウイルス感染症が有色人種のコミュニティに不釣り合いな影響を与え、児童福祉制度に黒人の子どもたちが多く含まれていることから、Foster Americaの社会正義の使命はより重要なものとなっています。Foster Americaは、パンデミックの間も中断することなく事業を継続することを約束し、GLGはチームと米国の政策や銀行の専門家をつなぎ、資金調達の選択肢を理解できるよう支援しました。また、大手銀行のヴァイスプレジデントや元米国下院の首席補佐官と対話し、得られたインサイトは、Foster Americaがコロナウイルス支援、救済、経済保障法を通じて重要な資金援助にアクセスするうえで活用されました。
Simprintsは、すべてのワクチン、金銭、および公共財が最も必要とする人々に届くよう、生体認証デジタルIDツールを構築しています。新型コロナウイルス感染症発生時、Simprintsチームは救援活動を支援するための自社の技術のさらなる活用に向けて、GLGを利用しました。同社は、コンタクトトレーシング(接触歴追跡)、遠隔地での対応、最も支援が届きにくい地域で展開されている技術に関する調査を行いました。GLGは1週間以内に、Simprintsと元WHO監視医療担当者、元CDC世界公衆衛生シニアアナリスト、元CDC疫学者をつなぎました。得られた専門家のインサイトは、個人情報の安全を確保しながら、Simprintsが新型コロナワクチンの配送に備え、デジタルヘルスシステムを迅速に改善し、効率的な公衆衛生対応を推進するうえで活用されました。
Recidivizは、データ・インフォームドなツールを使って、刑事司法のリーダーがシステムをリアルタイムで把握し、問題を診断し、有意義な変革を促進できるよう支援しています。Recidivizは、保護観察官が200人ものクライアントを抱えるケースロードを管理し、パフォーマンス指標をよりよく把握し、早期に介入できるようにするための一連の製品を開発していました。製品開発と改良のプロセスの一環として、GLGはRecidivizチームを複数の州から集まった12人名の元保護観察官とつなぎました。有識者との対話によって得られたユニークで客観的なユーザーエクスペリエンスのフィードバックは、Recidivizが最も有用で影響力のある製品を設計するのに役立ちました。
Noora Healthは、手術後の予防可能な合併症を軽減するために、インドとバングラデシュの病院患者と介護者を対象に、命を救う効果的なスキルを教えています。新型コロナウイルス感染症の流行下で、同社はWhatsAppと自動音声アシスタントによるデジタルヘルスサービスを拡大することに取り組んでいました。GLGはこのプロセスにおいて、Noora Healthとデジタルヘルスプラットフォームのユーザー体験責任者、元デジタルメディア企業の製品・分析ディレクター、その他の関連する専門家をつなぎました。得られたインサイトは、Noora Healthの新型コロナウイルス患者サポートプログラムに反映されました。また、新型コロナウイルス感染症の予防と医療従事者の安全に関するコンテンツを作成し、政府機関と連携してこれらのツールを広く普及させました。
ソーシャルインパクトフェローのグローバルコミュニティ
2014年以来、GLGは85人の優れたソーシャルセクターリーダーをグローバルコミュニティに迎えてきました。フェローは、危機への対応、リーチの拡大、戦略の転換、サービスの強化など、成長の変曲点にある影響力の高い組織のリーダーです。